AgentGPTをGCP上で動かすときのメモ

AgentGPT とは

Webブラウザ上で動く自立型AIエージェント。課題を設定すると、その実現のためにタスクを自動的に設定し、それを一つ一つ実行していく。

AgentGPT実行例

ここでは「5000兆円を手に入れる方法を考える」というふざけたゴールを設定して実行してみたが、こんなものでも実現方法を真面目に考え、タスクに分解して解決方法を編み出してくれる。

なお、2023/04/16 時点では Beta 版。

準備するもの

最低限、OpenAI APIAPI key が必要。

Google Cloud Platform 上で動かす

VMインスタンスを立ち上げ、その上で Local 環境と同じように起動すればよい。 いくつか注意点をメモ。

  • マシンタイプが e2-micro だと、AgentGPT のインストールが完了できない。インストール中は最低でも e2-small かそれ以上にする。
    • top で様子を見る限り、メモリが 1GB では足りない模様。
    • AgentGPT 自体はそれほど内部リソースを必要としないので、インストールが完了したら e2-micro にダウングレードしてもよい。
  • nodejs のバージョンが古すぎないか注意
    • apt-get install nodejs でインストールしたバージョンは v12.22.12 だった。(いつの?)
      • ちなみにブートイメージはインスタンス作成時のデフォルトの Debian GNU/Linux 11 (bullseye) だった
    • nodejs.org 公式 から最新バージョンを wget して展開し、その配下の bin に PATH を通すと良い。
  • 必要に応じてファイアウォールの設定を行う
    • VPCネットワーク > ファイアウォール で、ファイアウォールルールを追加する。
    • ターゲットタグ に任意のタグ(例:agentgpt) を追加する。
    • ソースフィルタIP範囲 にした上で、許可する接続元の IP アドレスを追加
    • プロトコルとポートtcp:3000 を追加
    • VMインスタンス側の ネットワークタグ にも同じタグを追加しておく。
  • ./setup.sh --local で起動
    • 2回目からは npm run dev で良い